私事ですが、2年連続で会社の健康診断で前立腺がんの可能性が高いかもと診断されたので、今回思い切って検査を受けてきました。
親父も癌だったし、最近、知り合いや一つ下の従弟が癌で亡くなったりして、ちょっと気になっていたというのもありました。
検査といっても病院で1泊するので、手術扱いになるそうです。
2年ほど前に大腸ポリープの検査でポリープが見つかり、急遽入院したことがあったのですが、今回のように初めから入院扱いで病院にお世話になるのは今回が初めてでした。
大腸ポリープの時は、「健康だし、どうせ見つからないだろう」と高を括っていて、心の準備も、入院の準備も無いままに、あれよこれよと入院になって、会社や家族に迷惑をかけてしまい反省でした。
今回は前もって、入院して検査ということなので、病院の正規の手続きにのっとって、入院の申し込み(個室 or 4人部屋)、それに基づく同意書や保証人の記入、個人情報の扱いの承諾書、前立腺癌検査の同意書(これがメインです!)、輸血した時の同意書、入院セットレンタルの申込書・・・他にもあったかもしれませんが、いろんな書類の記入を求められました。それと看護師、薬剤師との面談もあって結構大変でした。(検査なのに)
しかも、元々は7月に検査する予定でしたが、なんとこの暑い夏のさなかにインフルエンザに罹患してしまい、検査入院はキャンセル。(てっきりコロナだと思いましたがインフルエンザB型でした)
手続きが最初からやり直しになってしまって大変でした。
検査をやめようかとも思いましたが、周りからの圧力が凄くて、断ることもできず。
9月になって検査するということになりました。
どんな検査をしたのかは、ちょっと書きたくないので書きませんが・・・。
(書いてるやん!)
生まれて初めて浣腸されたり、おしりから坐薬の投与をされたり、麻酔の脊髄注射(これは一瞬ですが激痛でした)をされたり、大勢の女性の前で凄い格好で恥ずかしいところを見られたりして、初体験なことばかりでした。
手術室まで看護師さんの後ろにくっついて入るのは、なんか滑稽でした。
手術室に入るとドクター、看護師他すべての方が女性で、検査の内容が内容だけに心の中で「えっ?」と言ってしまいました。(しかも多い、8人くらいいたと思う。看護学校の研修生もいたかも)
それと、手術室に入る直前に「好きな音楽がありますか」と聞かれました。
「古いロックが好きですね、エリック・クラプトンとか・・」と答えたと思います。
手術が始まるとクラプトンの「Wonderful Tonight」が耳元から流れてきました。
そして、ちょうど脊髄注射をされているときに「COCAINE」が流れてきて、「こんな時にコカインか、タイミングが良すぎる」と何故か妙に感心しました。
下半身麻酔のため痛くはなかったですが、針で前立腺の組織を12回とられました。
この作業の時に「前立腺って小さいんですよ」とか言ってドクターが説明してくれたのですが、「そんなことより早く終わってくれー」という気持ちでいっぱいでした。
検査はめちゃくちゃ気持ち悪かったです。おまけに、尿道カテーテルも初体験しました。
検査が終わって手術代からベットに移動する際は、女性ばかりでしたが手慣れたもので感心しました。(これだったら男いなくてもいいや)
ベットに乗せられて自分の病室に移動するときになって、やっと入院しているんだという実感が湧きました。
病室はせっかくなので個室を希望したのですが空きが無く、4人部屋でした。(残念!)
その日は1日絶食。ベットから動けない状態で尿道カテーテルの不快感がきつくて、なかなか慣れませんでした。尿意があるのに出せなくてモヤモヤするといった感じでしょうか。
次の日に尿道カテーテル抜いてもらって、ホント楽になりました。尿道カテーテルを抜いてもらうという作業も、すごく恥ずかしかったのですが、正直そんなことを思っている場合ではないという状態だったのでなおさらです。しかし、看護師さんの仕事は大変だなぁとつくづく思いました。
無事退院して、行きつけのラーメン屋でラーメンを食べて、健康のありがたさを十分に感じました。元気なんですけどね。
検査結果がどうなるのか楽しみです。(実は、ちょっとだけ不安。確率20%だとか)