フライトシミュレーターのゲームを、思う存分楽しむにはジョイスティックが必須です。
30年ほど前は、このジョイスティックというデバイスのPCとの接続には「ゲームポート(D-sub 15ピン)」が使われていました。
今ではより手軽なUSBの普及によって「ゲームポート(D-sub 15ピン)」は無くなってしまいました。
そういえばこの「ゲームポート(D-sub 15ピン)」はパソコンから電子楽器(シンセや電子ピアノ等)とのデーターをやり取りするMIDI(Musical Instrument Digital Interface)にも使われていましたね。
今となっては過去の遺産となってしまったこの出入力デバイスですが、自分はこれでしか接続できないジョイスティックを何台か保有していて、なんとか使う事が出来ないのかとずっと(20年ほどですか)考えていました。
特に、1995年発売のMicrosoft製「Microsoft SideWinder 3D Pro」を今のパソコンで使えたらいいなと思っていました。
大概のジョイスティックは可変抵抗が使われていて、これが使っているうちに摩耗して故障になるケースがほとんどなのですが、
「Microsoft SideWinder 3D Pro」は非接触式の光学式センサを採用していて、理論上は摩耗して故障になることは無いという画期的なデバイスでした。
残念な事に、Gameport TO USBの変換アダプタでフルに機能を使う事が出来る市販品は私の知る限り現在も有りません。
海外のフライトシム系のWEBサイトを見ていて、普通に「Microsoft SideWinder 3D Pro」を使われている方がいて何やら見慣れない変換アダプタを使用していました。
その方は自分でその変換アダプタを作成しらしいのですが、完全オリジナルではなく製作方法を公開しているサイトをもとに自作されたとのこと。
その変換アダプタを公開されているWebサイトを見て、「コレだあっ!」と叫んでしまいました。
このサイト
Necroware Gameport Adapter
自分も自作しようと思いました。(ワクワク)
「回路図は簡単、基板配線もそんなに難しくないから大丈夫!
しかーし、Arduino(ワンボードマイコンです)なんて使ったことが無いのでよく解らん??」
という状況で、後学の為ぼちぼちArduinoのワンボードマイコンを買って勉強しようかとまたまた色々なWebサイト、ブログから情報収集しました。
色々探っていると【tindie.com】というサイトを見つけました。
自作ハードウェア向けに特化したオンラインマーケットプレイス だそうです。
詳しくはこちらで↓
電子工作オタクが歓喜するWebサイトです。
久しぶりに見ていて凄くワクワクするサイトを見つけました。
ここで扱われている製品は市販品では見ることが無い、興味がそそられるものばかりでしたが、スウェーデンの方が出している製品がピンと目に止まりました。
「あっ。これ自分が作ろうしてた変換アダプタだ!」
ということでポチりました(購入しました)。
本体$35+送料$4=$39(約6千円ちょっと)
北欧スウェーデンからですが約1週間で届きました。(早っ!)
今手元に有ります。長年これを待っていました。感動です。
ですが・・・・、肝心の「Microsoft SideWinder 3D Pro」が手元に無いのに気がつきました。
実家のどこかに転がっているので、週末は掃除を兼ね捜索するはめになりました。・・・ つづく
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