試行錯誤ですが何か

定年親父がとりとめもなく、自己満足で日々やった事や感じた事、思ったことを書いています。ムンクが好きです。

ギターとの出会いについて

自分がギターを始めたきっかけを書いてみたいと思う。

高校入学時にクラブ紹介というのがあって、このクラブには絶対入らないと思っていたのが「クラシックギター部」だった。当時は音楽にそんなに興味も無く、楽器の演奏なんて全然やりたいとも思っていなかった。しかし、一緒に通学していたK君がその「クラシックギター部」に入部し、K君の勧めで体験入部という形でギターを持たされて、あれよこれよしているうちにいつの間にか入部していたというのが真相で、楽譜も読めないしギターにも興味がなかったのによく入部したなと今では思う。女子部員が多かったから勢いで入部してしまったんだろうが、一応高校卒業までこのクラブを続けられた。

 

ここで奇跡が起こった。入部してしばらくするとほとんどの部員がマイギターを持つようになり、そのことを母親に話したら、普段は自分がほしいものを買ってくれといっても全然買ってくれなかった母親が買ってくれると言う。ということで、ギターのことを全然わかっていない自分と母親の二人で楽器店に行き、クラシックギターを買ってもらった。今から思うとその楽器店ではロックがガンガン流れていてクラシックギターなんて2本しか置いていない店だったので場違いなところで買い物をしたものだと思う。文学とか音楽とかの芸術環境に触れるものが一切なかった家だったので楽器が家にあるのが不思議だった。

 

マイギターを持つようになって、ちょっとはまともに練習するようになって文化祭で演奏したりして部活動自体はそれなりに楽しかったが、クラシックギターよりフォークギターのほうに興味が出てきて、練習の合間にコードを弾いて弾き語りをするようになった。隣の部屋で練習しているフォークソング部の連中がうらやましかった。