前々から気になっていたことですが、楽器関係の機器に使うACアダプターには変態仕様が多い事。
大概の家電製品に使われているACアダプターはセンタープラス(+)で詳しくいうと真ん中がプラスで外側がマイナスの直流です。
プラグの口径も外径が5.5mm/内径2.1mmのものが多いと思います。
ところが楽器界隈で使われるACアダプターはセンターマイナス(ー)で真ん中がマイナス、外側がプラスのもの。
*BOSS PSA-100S2 他色々
電子ピアノもコンパクトエフェクターも皆この仕様で家電製品に使われているACアダプターの使い廻しが出来ないのでとても不便です。
プラグの口径も外経6.3mm/内径3.0mmのものが同じボルト数で混在していたりとか、ボルト数にしても9Vだったり12Vだったり、中には中途半端に14Vというものもあったりで混乱します。
なかには交流のACアダプターもあったりして意味が解りません。
*BOSS BRA-100 なんかはこのタイプです
各機器専用のACアダプターを使えと言わんばかりの仕様だと思います。
とても不便だと思っていましたが、たぶんこういう事情でこうなったのではと推測したいと思います。
楽器関係で使うのでノイズが出たら困ります。
ノイズの発生源は色々ありますが、電源から来るノイズも馬鹿にならず、機器本体から電源部分を離す目的でACアダプターを採用している機器もあると思います。
最近のACアダプターはスイッチング方式のものが増えて、小型、軽量、コンパクトになったのはいいのですが、その分スイッチングノイズが発生するので、それ用に対策されている、または確認のうえで問題のないACアダプターを使用して欲しいというメーカー側の意向があるのではと思います。(知らんけど)
アマチュア無線の外付け電源には、スイッチング周波数を機器に影響を与えない、ノイズ発生の影響を受けないよう変更出来るものが有ります。
楽器関係で汎用的に使える電源ユニットはトランス式が多いような気がしますが、トランス式でもハムノイズが出たりするので定評のあるものを使った方が無難です。
昔、安物の電源ユニットを使ってコンパクトエフェクターをセッティングした時に、ノイズ発生で痛い思いしたことを思い出しました。
ノイズは嫌ですもんね・・・。