試行錯誤ですが何か

定年親父がとりとめもなく、自己満足で日々やった事や感じた事、思ったことを書いています。ムンクが好きです。

私のギターアンプ遍歴 3

アンプシミュレーターを使ってエレキギターを弾くことは楽しかったのですが、スピーカーから出るギターの音が若干遅れる事があり、一度気になると気になって仕方がないようになりました。
手軽に音色をそれっぽい音に調整出来るのは画期的で100点とは言えないけれども70点くらいの満足度だったと思います。
やはり何か物足らない。ワーっと来る音圧というのでしょうかアンプシミュレーターにはそれが有りません。
普段アンプシミュレーターを多用しているくせに、初心者から「どんなギターアンプがお勧めしますか?」と聞かれたら、実機の真空管アンプをお勧めする方が多いのはそのせいではと思います。
実機のアンプを知ったうえでアンプシミュレーター使うという使い方が一番だと思います。
出音が遅れる事と物足らない音圧のため、また実機の真空管アンプが欲しくなりました。ちょうどFender USAから見た目がおしゃれな色をしたBlues Junior Tweed Lacquerが発売され、確かその時は限定販売というような売り方をしていたので思わず買ってしまいました。黒のBlues Juniorはいまいちと感じていたのでラッキーと思いましたが、今でも同じものかどうか解りませんが、Tweed Lacquerのものが販売されているようです。

 

FENDER Blues Junior Lacquered Tweed

Blues Junior Tweed Lacquer

 

このアンプは部屋に置いているだけでもおしゃれでかっこいいので、ギターを弾かなくなってもしばらくは置いていました。
音色に関してはフェンダーアンプそのものです。枯れたサウンドというのでしょうかシングルピックアップにピッタリです。ピックの操作で歪を調整出来るのは実機フェンダーのアンプの醍醐味ではないでしょうか。
アタック感がコリコリしていて、グワーっとパワーで押していくようなサウンドのマーシャルアンプとは一味違って繊細です。
また、中古のGuyatone GA-300FCとGA-100FJを買ったのはこの頃でした。学生時代に欲しくても買えなかった思い出があり大人買いした様な。成毛茂さんで有名なアンプですね。

 

Guyatone GA-300FC

GA-300FC

Guyatone GA-100FJ

GA-100FJ

 

実機アンプはそれはそれでいいのですが、アンプシミュレーターをさわっていたので、チョコっと弾いてみようとかお気軽に練習しようといった向きにはたいそうでめんどくさい。(毎回運ぶの重くて大変)
元々めんどくさがり屋の自分はアンプシミュレーターお手軽さを忘れられず、結局またアンプシミュレーター使いに戻ってしまいました。ちょうどその時、楽器店の店員さんから「練習用アンプとして面白い製品があるよ」と
お勧めされたのがRolandのJS-10でした。こいつは1台で何でも出来る優れモノで、めんどくさがりの人にはいいアンプです。Line6のアンプシミュレーターの音色に慣れていたので違和感を感じましたが、
ギターの音の遅延も改善されていて練習用用途としてはいい製品だと思います。シミュレーターの精度としては好みの問題も有りますがLine6の方が優れていると思いました。点数でいうと65点くらいかな。
色々と機能がついているのに使いこなしている人があまりいない印象です。もう一つの自分の感想としては、使っていて飽きるというのが有ります。PODのようにエフェクターの延長と思えば違和感が無かったものの、
単体で音が出せるので、ギターアンプというよりはラジカセのような家電製品を扱っている様なのでモチベーションが湧かなくなるからでは、と勝手に想像します。悪い製品ではないのに後継機が出ないのはその辺の事情もあるのではとまたまた想像します。

 

Roland JS-10

JS-10