単純に導入したいだけならば、そのフライトシムが発売された時期より少し後の時代のパソコンを手に入れてインストールしたら普通に快適に遊べると思います。
実機を用意するというやつですね。数年前自分も実機導入にはまりました。動態保存のWindows98実機を2台(基本形と発展形)作成しましたが作成だけで力尽きました。
しかし、古いPCがもう手元にない、手に入らない、古いPCを置くスペースも無い、めんどくさい(?)といった事情の方がほとんどで、しかも今のPCでインストールしたら動作しないというパターンだと思います。
どうしても動作させたいのなら、仮想環境で導入するのが一番手っとリ早くて解りやすいのではと個人的には思います。
フライトシムならではの要件が仮想環境で対応できないというジレンマがあり、なかなかむずいところでは有ります。
*以下個人的な見解です
フライトシム導入での主な仮想環境での問題点としては次のようなものがあります。
<VMWareでは>
1.Windows95、98、MEの仮想マシンを作成できるが、ジョイステック(Logitexh Extreame 3D pro)が認識しない。動作しない。
2.WindowsXP、windows98、ME、95の仮想マシンは音に関して問題がある(音が濁る)
<VirtualBoxでは>
1.Windows98、ME、95の仮想マシーンは公式では非対応。ドライバが無いので本来の性能が出ない
<Hyper-Vでは>
1.3D機能が弱いのでそもそもフライトシムは無理そう
Windows98 on VMWareでジョイステックが使えれば最高なんですが・・使えない
フライトシムソフト自体について
1.Windows95、98、MEでは動くがWindowsXpでは動かないといったソフトの導入が一番難しいと思う。
2.MS-DOSで動作するソフトについてはDOS-BOXでほぼ対応できている(ジョイステックが動けばですが・・)
3.古いソフトではコピープロテクトが施されていてこいつが起動の邪魔になる。これ深刻ですよ。
その他いろいろについて
1.派生型のDOS-BOXのDOSBox ECEやDOSBoX-XでWINdows98導入しその環境でフライトシムソフトをインストール。自分の環境ではDOS-BOXでしかジョイステックが認識しないので今後のバージョンアップ待ち。特にDOSBoX-Xには期待大です。
2.RetroArchとかいうゲームエミュレータ―を使ってWindowsを導入しゲームを走らせる事ができるらしいのですが、自分はRetroArchの事がよく解っていないので躊躇しています。
3.nGlide、dgVoodooといったVoodooラッパーを使えばDirectXが使えなくてもフライトシムを動作させることができます。
フライトシムをする上では、
①十分なfpsがとれること、
②ジョイステックが使えること
というのが最低条件かと思います、これがクリアー出来ていれば実機でも現環境でも仮想環境でもエミュレータでもOKです。
最後に
昔のフライトシムソフトをわざわざ苦労して導入しなくても十分に楽しめるソフトが数は少ないのですがあります。
思い入れがなければそちらで遊んだほうがいいような気がしないでもありません。
2024年現在のフライトシミュレーターソフトで、純粋に飛行機の操縦を楽しみたいのであればMicrosoft Flight simulator 2020 か X-Plane 12を、そしてミリタリー系で楽しみたいのならDCS World Steam Editionをお勧めしたいです。
この3つは定番で、グラフィックは本物と見違えるほど綺麗でそれだけでもワクワクします。本物の飛行機の操縦桿を操作しているような感覚があり操作方法をマスターさえすれば滅茶苦茶楽しいです。
いずれもSteamから購入出来て簡単に導入できます。
但し結構操作がリアル指向(難しい、ややこしい)なので、遊ぶ人選んでしまうかもしれません。
また、要求するパソコンのスペックもかなり高いので初心者には敷居が高いと思います。
でも、それだけの価値は有りますよ!
今回もまとまりの無い文章を書きました。 60点