試行錯誤ですが何か

定年親父がとりとめもなく、自己満足で日々やった事や感じた事、思ったことを書いています。ムンクが好きです。

オーディオオカルトの話とか

オーディオの世界って頭がおかしいのか色々とおかし気な話が存在します。

利用する電力会社によって音質が変わるとか、発電方法によっても音質がかわるとか・・・、意味が解りません。

クライオジェニック処理(クライオ処理:極低温処理だそうです)を施した部品をつかうと音質が改善するとかいう話も何か信じがたいです。
クライオ処理については分子レベルで物性を整える技術という事で、本当にこれで効果があるとしたら現在の物理法則の概念が変わってしまうのではと思います。
一時流行った「超水素水、高濃度水素水」と同じく「なんちゃって科学」の分野だと個人的には思います。

クライオはエレキギターの部品(ポットとか)にも有りました。結構な値段がしていましたが効果があったという話は私は聞いたことが有りません。

でも、こういう処理や商品を使うと音が変わって聞こえるのは事実ですし、自分も経験しています。


物理特性上では大した変化はないけれども、心理的な影響で音が変わって聞こえるというのが最大の理由でしょう。

 

人間は可聴限界が有ります。年をとるとますます音に対しての特性が悪くなります。
でも、オーディオ装置をどこかしら変更すると、不思議と音が変わっているように聞こえる気がします。ほんとオカルトです。

 

このオカルトは、価格が高く、見た目が良い方が効果が高いので厄介です。

 

自分は電子工作でアンプとかDACを随分作製しましたが、新しい物を作製するたびに音質が向上した気になっていました。
良い音を出すために電子工作をしてきたので無理も有りませんが、「悪くなるはずがない」と思って製作していたのでこの心理バイアスは大きいです。

 

私のオーディオ機器は見た目はショボイです。
ケースを作るのが面倒なのでたいていは台所で使うタッパーとか、100円ショップに売っているプラスチックのケースの中に収めています。

(ケースに入っているだけでましですよ)

見た目はプアですが、中身は部品を厳選した自称高級オーディオです。

 

オーディオオカルトは自己満足の世界ですのでそういった製品を否定する気はありません。実害が無ければ好きにしたらというスタンスです。

 

 

オーディオオカルトとは関係ないかもしれませんが、一度びっくりしたことがありました。

オペアンプってこんな部品

電子工作を良くしていた時に、プリアンプの中で使用しているオペアンプをとっかえひっかえ交換してベストな音質のものを探していた時の事です。
汎用的な回路構成だったので純粋にオペアンプの音が確認できたと思います。といっても差がそれほど解るというものでは無いと自分では解っていた(音が良いか悪いかではなく、音の傾向が好みか好みでないかの区分ぐらいは出来る)ので、全くの素人の嫁さんにも聞いてもらうようにお願いしました。

嫁さんはピアノがそこそこ弾けて、音を聞いて楽譜にできるので音には敏感な方だと思うので都合が良かったです。またこの人、臭覚も鋭いです。

セレクトするオペアンプは10個ほどでしたが、国産製品、海外製品、新しいもの、古いもの、高いもの、安いものと色々あって、自分はオペアンプの特徴とか評価を知っていたのでそういう心理バイアスがかかるのは解っていました。嫁さんは何も知りません。

お好みの音楽をオペアンプを交換して何回も聞き比べました。

自分はある海外製のオペアンプが一番良いと判断しました。嫁さんも全く同じ判断をしました。これはたぶん偶然だと思います。(音楽の好みの傾向は似ているから?)(注1)


そこでオペアンプひとつひとつについての音の評価を聞いてみました。
どれもそれほど大した差は無いという意見で、敢えて好みといえばこれといったものが私も選んだ海外製のオペアンプだったようです。
そして、あるオペアンプのひとつがラジカセの音に似ている気がすると言うので調べたところ、80年代のオーディオ製品に良く使われていたオペアンプでしたのでビックリしました。(注2)
何故そう判断したのかは自分でも説明できないという事でしたが、自分の堕耳では区別できる自信はありません。

そんな些細な音の違いが区別できる人がいるということに正直驚きました。

オーディオの世界は面白いです。

 

 

注1:確かLME49720だったと思います。

    LME系が好みなのか49860とか49990に続きます。

 

注2:古い4558型オペアンプでした。多分NJM4558Dかな