< オーディオネタが続きます >
昔から、オーディオについて疑問が湧いた時にはこちらのWEBサイトを見ていました。
理論とデータを基に、オーディオ界隈のよく話題になっている事柄を、おかしなことはおかしいとズバッと解説しておられるのでとても参考になります。
こちらのサイトのおかげで、オカルトオーディオな商品に対する耐性が出来たと思います。
また、オーディオという趣味の中で、自分が目標とする音を再生するにはどうしたらいいかという事を教えてもらった気がします。
しかしながら、このサイトに対して批判的な方がおられます。
そのような方の批判内容の大半が全然論理的ではなく、感性に訴えるものを持ち出して来ていたりして、余計に嘘くさく感じたものでした。
理論に基づかない批判はオカルトそのものです。
最近、youtubeをよく見る様になって、【オ―ディオの科学】と同じような空期感を感じる動画を見つけました。
それがこちらです。
動画のアップが1週間に1回はあるので毎週楽しみにしています。
こちらのサイトでは動画で実際に音を体験出来るので、体感的に「なるほど」と納得できる事ができます。
オーディオ界隈で昔から言われていて定番と思えるようなことが、実験数値と実際に動画で見せることで否定されたりしてびっくりします。動画で見せられると、やはり説得力があります。
この間やっていた『オペアンプの音の違いを検証する』という動画では「オペアンプには音の違いがない」と結論づけられていました。
音楽用途では優れているとされているOPA627AUやMUSES8820より、安価なNJM4580DD(60円くらい)の方が測定結果で歪特性が良かったとか。
ダイナミックレンジやアウトプット・インピーダンスの特性が3つとも同じだったとかで総合的な結果からの判断という事でしたが、どうなんでしょうか。
このオペアンプの件についての動画は自分としては疑問が残ります。しかし、データーを見せて反論できる自信も有りません。
私の前回のブログでやってたことは無駄だったということになるので、ちょっと凹んでしまう動画でした。
とはいえ、創造の館の動画は、オーディオが趣味と思っている方は一見の価値はあると思います。
こちらの動画を見ていると、次の様な言葉が良く出てきます。
【アンプとかのオーディオ製品は物理特性が高いものが良い製品、高い製品というイメージでしたが、実際はもう製品的には人間の可聴限界を超えています。
そして、ある程度高性能な製品にはもう製品固有の音というものは存在しません。
しかし、無駄に高性能、オーバースペックといった仕様は趣味のアイテムとしては必要なものです。
センス良いデザイン、高級な外観、仕様で高価なオーディオ製品は物の造りが良という意味では価値が有ります。】
オーディオ製品も機械式からクオーツが主流になった時計のような感じですね。
そう考えると、デジタルという技術は誰が作っても結果は0と1の集合体なのでロジックが解れば誰でも同じものが作れて、しかもそこそこ高性能。そして差別化が難しい。
アナログで培ってきた日本のオーディオ業界がデジタル技術で魅力が無くなったこと(もう可聴限界越えているので)と、中国で安く同じものが作られて競争力がなくなった(日本製品が売れなくなった)ことが今の日本のオーディオ業界の現状ではないかと推測します。
今のオーディオ製品のトレンドを見ていると、真空管とかレコードとかいった前世代のものを対象にしたものか、可聴限界を超えたハイレゾオーディオに関するもののどちらかですね。
(ネタがそれしかないからでしょうね・・・・・・・)
前者は無駄に高級・高額オーディオ、後者は無駄に高性能・高額オーディオなので、私がやっているプアオーディオとは無縁の世界です。