昨日、これで直ったと思っていたサブPCですが、多少はマシになったものの、まだ調子が悪いと息子から再びクレームが入りました。
自分が操作していたときは全く問題が起きず、バックアップもきちんと取っていたので安心していたのですが、甘かったようです。
クレームの内容をまとめると以下の通りです:
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「起動してしばらく(1時間ほど)は問題ないが、画面に一瞬何か文字が表示されたあと電源が落ちる」
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「再起動しても画面が映らないことがある。また、再起動時にBIOSの設定画面が勝手に表示されることがある」
ゲーム中に突然電源が落ちるのは困るので、なんとかしてほしいとのこと。というわけで、今日も検証です。
まずは定番のWindows修復コマンドを入力して実行してみましたが、やはり同じように電源が落ちてしまいます。何度か再起動して同様の操作を繰り返しても結果は変わらず。
しまいには、画面が真っ黒のまま再起動すらできなくなりました。この状態になると、PCハードウェアの故障の可能性が出てきます。マザーボードを確認すると、起動シーケンスの途中で停止していることを示すLEDが点灯していました。
老眼でどのLEDが光っているのか見づらかったため、スマホのカメラで撮影し、拡大して確認したところ「VGA(グラフィック関連)」のLEDでした。どうやらグラフィックカードが怪しい。
グラボが原因だとすると高価なパーツなのでショックですが、念のためCPU内蔵グラフィックに切り替えて再起動してみたところ、無事にWindowsが起動しました。
(G付きCPUでよかった!)
ところが、この内蔵グラフィックの状態でも、しばらくするとまた電源が落ち、同じくVGAのLEDが点灯します。つまり、外付けグラボが原因ではないと判明。
(これは少し安心)
そうなると、マザーボード側の不具合の可能性が高くなってきました。
もう交換するしかないかと覚悟を決め、ケースを開けてマザーボード上の部品を調べようとしたところ、M.2 SSDが異常に熱くなっていることに気づきました。
もしかして熱暴走か?と思い、ダメ元でケースファンの回転数を上げたり、うちわでM.2 SSDをあおいだりして温度を下げてみたところ、時間はかかりましたが電源が落ちることなく、Windows修復ツールが無事に完走しました。
修復結果は「問題なし」。つまり、M.2 SSDの熱暴走が原因だった可能性が高い、という結論になりました。
ただ、ここで少し疑問も。
これまでそんなに手で触れないほど発熱していただろうか?M.2 SSDにはヒートシンクも取り付けており、それなりに熱対策はしていたつもりでした。
とはいえ、このM.2 SSDもだいぶ古い部品です。経年劣化により異常発熱を起こし、電源が落ちるようになった可能性は十分考えられます。
幸いバックアップは取ってあるので、交換も容易。さっそくAmazonで代替のM.2 SSDや、より強力なヒートシンクを調べてみました。
その前に、現在のSSDの状態を確認しようと思い、「CrystalDiskInfo」というHDD/SSDの健康状態をチェックできるソフトで調査。
すると意外な結果が。
システムが入っている問題のM.2 SSDは「正常」判定。
一方で、データ用のHDDに「注意」(黄色信号)が出ていました。
ここでもう一度、ダメ元で「注意」とされたHDDを取り外してみることにしました。Windowsを起動し、これまで時間がかかっていたWindows修復ツールを再実行したところ・・・・・。
驚くほど早く完走。しかも「問題なし」との結果。
ファイル操作も心なしかキビキビ動いている印象。
ひょっとすると、今回の不具合の原因はこのHDDだったのかもしれません。
ということで、ひとまずここで作業を終了し、あとは息子に実際に使ってもらって検証を続けます。
なお、M.2 SSD用の強力なヒートシンクが気になったので、Amazonで購入しておきました。
つづく